防火扉
ぼうかとびら
名詞
標準
fire door
文例 · 用例
大体、この辺の横町は、大小|旧舗の問屋筋が、表附を現代のオフィス風に建て改めたのが多く、退勤時間以後は防火扉を卸して町並は黝み渡っています。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
遊覧客相手の贅沢品屋は防火扉をおろしてまだ深々と眠って居た。
— 岡本かの子 『ドーヴィル物語』 青空文庫
片盤坑に抜け出たお品がそこの複雑なレールのポイントにつまずいて思わず投げ出されながら後ろを振返った時に、早くも爆音を聞いて駈けつけた監督が、いまお品の転げ出たばかりの採炭坑の入口で、そこにしつらえられた頑丈な鉄の防火扉をみるみる締めはじめた。
— 大阪圭吉 『坑鬼』 青空文庫
お品は矢のように起上ると防火扉の閂にかかった監督の腕に獅噛みついた。
— 大阪圭吉 『坑鬼』 青空文庫
続いて工手が駈けつけると、監督は防火扉の隙間に塗りこめる粘土をとりに駈けだして行った。
— 大阪圭吉 『坑鬼』 青空文庫
二 技師の屍体は、防火扉から少し離れた片盤坑の隅に転っていた。
— 大阪圭吉 『坑鬼』 青空文庫
そしてその締縄に清められた筈の防火扉の前で、皮肉にも新らしい血が、一度ならず二度までも流されてしまった。
— 大阪圭吉 『坑鬼』 青空文庫
片盤の坑夫や坑女たちは、網をかぶった薄暗い電気の光に照らされながら、閉された採炭場の防火扉の前に、意味ありげに二つも並んだ屍体を遠巻きにして、前とは違って妙にシーンとしていた。
— 大阪圭吉 『坑鬼』 青空文庫
作例 · 標準
廊下の端にある防火扉は、万が一の火災時に自動で閉まり、火の回りを遅らせる。
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「うわ、重い!これが防火扉か…」と、初めて触れた彼は驚いた様子だった。
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階段の吹き抜け部分には、煙や炎の拡散を防ぐための防火扉が設置されている。
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