争われない
あらそわれない
表現形容詞
標準
indisputable
文例 · 用例
友情と金銭とのあいだには、このうえなく微妙な相互作用がたえずはたらいているものらしく、彼の豊潤の状態が私にとっていくぶん魅力になっていたことも争われない。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
しかし統計ほど確かなものはないが、また「統計ほど嘘をつくものはない」という事は争われないパラドックスである。
— 寺田寅彦 『厄年と etc.』 青空文庫
もっとも、これには明らかな相違の点がある事はここで改まって言うまでもないが、しかしまた共通なところもかなりにある事は争われない。
— 寺田寅彦 『化け物の進化』 青空文庫
もっとも多くの場合にこのような独創力と耐久力を併有しているような種類の人間は、同時にその性状が奇矯で頑強である場合が多いから、学者と言っても同じく人間であるところの同学や先輩の感情を害することが多いという事実も争われないのである。
— 寺田寅彦 『時事雑感』 青空文庫
もちろんこれには規約的な条件も支配していると思われるが、心理的にこれらの口調が互いに相吸引していることは争われない。
— 寺田寅彦 『連句雑俎』 青空文庫
連俳の中の恋の句にはほとんど川柳と紙一重の区別も認め難いものがあり、また川柳の上乗なるものには、やはりあわれがあり風雅があることは争われない。
— 寺田寅彦 『俳諧の本質的概論』 青空文庫
骨節の延び延びとした、やや痩せぎすのしなやかさは十六七の娘という方が適当かもしれないが、争われないのは胸のあたりの暖かい肉づき、小鼻と生えぎわの滑かな脂肪だった。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
浅草に餓鬼大将をやってお在の時とは違って、品もよくおなりだし、丸顔も長くなってさ、争われない、どう見ても若殿様だ。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日争われないについて考えている。
争われないという言葉は日本語で重要だ。
彼は争われないの意味を理解している。
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