逃げ帰る
にげかえる
動詞-五段-ラ行動詞-自動詞
標準
to scurry home
文例 · 用例
猫は、跛を引いて逃げ帰ると、納屋の隅にうずくまって、殴られた足をかばうようにねぶった。
— 黒島伝治 『「紋」』 青空文庫
山深く迷い入った猟夫が、暗い岩蔭に嘯いて立つ奇怪の※を視れば、銃を肩にして早々に逃げ帰る。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
ゆうべまでは鎌倉を通りぬけて、真っ直ぐに江戸へ帰るつもりであったが、さてここまで無事に来て見ると、そんなに慌てて逃げ帰るには及ぶまいという油断が出たのと、めったに再び来ることも出来ないというので、三人は他の人たちと同じように見てあるいた。
— 岡本綺堂 『恨みの蠑螺』 青空文庫
昌景即ち人数を二手に分け、大久保勢の柵内に逃げ帰るを防いだ。
— 菊池寛 『長篠合戦』 青空文庫
いわく、合祀されし社の氏子、遠路を憚り、ことごとく合祀先の社へ参り得ざるをもって、祭日には数名の総代人を遣わすに、多勢に無勢で俘虜降人同然の位置に立つをもって、何のありがたきことなく早々逃げ帰る。
— 南方熊楠 『神社合祀に関する意見』 青空文庫
その散策者は胸をわるくして、また不快なパリの町へ逃げ帰るだろう。
— 『モルグ街の殺人事件』続編 『マリー・ロジェエの怪事件』 青空文庫
大抵は萱を分けて、ざわざわざわと出で来り、樵夫が驚いて逃げ帰るくらいのものなり。
— 泉鏡花 『遠野の奇聞』 青空文庫
故郷に逃げ帰る途中関吏に捕われしを、陳宮これを釈し、ともに走って、三日の暮方に成皐に到る。
— 猪に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
作例 · 標準
喧嘩に負けた不良たちが、傷だらけになりながら自分たちの溜まり場へ逃げ帰る。
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都会での生活に挫折した彼は、親に泣きついて田舎の実家へと逃げ帰った。
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他校の偵察に行ったものの、凄まじい練習風景に圧倒されてすごすごと逃げ帰る。
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