荒妙
あらたえ
名詞
標準
文例 · 用例
床 ホセ・マリヤ・デ・エレディヤさゝらがた錦を張るも、荒妙の白布敷くも、悲しさは墳塋のごと、楽しさは巣の如しとも、人生れ、人いの眠り、つま恋ふる凡べてこゝなり、をさな児も、老も若も、さをとめも、妻も、夫も。
— 上田敏 『海潮音』 青空文庫
床 ホセ・マリヤ・デ・エレディヤさゝらがた錦を張るも、荒妙の白布敷くも、悲しさは墳塋のごと、楽しさは巣の如しとも、人生れ、人いの眠り、つま恋ふる凡べてこゝなり、をさな児も、老も若も、さをとめも、妻も、夫も。
— 上田敏訳詩集 『海潮音』 青空文庫
床さゝらがた錦を張るも、荒妙の白布敷くも、悲しさは墳塋のごと、樂しさは巣の如しとも、人生れ、人いの眠り、つま戀ふる、凡べてこゝなり、をさな兒も、老も若も、さをとめも、妻も、夫も。
— 上田敏 『海潮音』 青空文庫
而も、「もの」と言ふ語の多く出て来る例として、○わが地とうすはきいませと進るみてぐらは、明妙・照妙・和妙・荒妙にそなへまつりて、見明物鏡、翫物玉、射放物弓矢、打断物大刀、馳出物御馬、……に至るまでに、横山の如、几物に置き足らはして……(遷却祟神祭)が挙げられよう。
— ――語尾「し」の発生―― 『形容詞の論』 青空文庫
こうして春の近づくままに、不二は白無垢を、十二単えにかさねてゆき、裾野も毛無も、朽葉染めの荒妙から、次第に白妙に衣更え…… 私の画業は当然進まず、似もつかぬ画中の山から眼を背むけて、筆を投ぜんとしたのも幾たびか。
— 中村清太郎 『ある偃松の独白』 青空文庫