馳せる
はせる
動詞-一段動詞-自動詞頻度ランク #28119 · 青空 855 例
標準
to run
文例 · 用例
そして、この事はともかくも、今度の震災が動機となって起ったであろうと思われる、ありとあらゆる事件や葛藤、それらの犠牲となったさまざまな人達の事を、空想の馳せる限りに思いめぐらしてみた。
— 寺田寅彦 『雑記(2)』 青空文庫
政元はそれらの上に念を馳せるでもない、ただもう行法が楽しいのである。
— 幸田露伴 『魔法修行者』 青空文庫
報告書は麾下の陳歩楽という者が身に帯びて、単身都へ馳せるのである。
— 中島敦 『李陵』 青空文庫
「あの玉があってみろ」 洋服の男は独りでこんなことを云ってから、またテーブルの上を叩いて思いを遠くの方へ馳せるようにしたが、その拍子に隻方の赤濁りのした眼がちらと見えた。
— 田中貢太郎 『港の妖婦』 青空文庫
丹濃は一歩驅け拔けて、味方の上陸すべき岸邊に馳せる。
— 伊藤左千夫 『古代之少女』 青空文庫
車夫は威勢よく馳せる。
— 長塚節 『松蟲草』 青空文庫
我々がいかに縦横に思想を馳せるとも、根本的直覚を超出することはできぬ、思想はこの上に成立するのである。
— 西田幾多郎 『善の研究』 青空文庫
背に雨具、筆、墨のたぐひ、あるひは夜の防ぎにもと紙布、ゆかたの類までも用意して百里二百里の道を踏んだといふ頃にわたしたちの心を馳せるとしたら、そして初しぐれの來る季節を想像し、山茶花なぞの咲く宿々を想像するとしたら、旅人と自分の名を呼ばれようと言つた昔の人の姿がおのづとそこに浮んで來る。
— 島崎藤村 『桃の雫』 青空文庫
作例 · 標準
彼はマラソン選手として、トラックを軽快に馳せる。
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「頑張れ!」という声援を受けて、ゴールを目指して選手たちが一斉に馳せる。
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幼い頃、野原を友達と一緒に無邪気に馳せるのが大好きだった。
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標準
to drive (a car) quickly
作例 · 標準
高速道路をスポーツカーで颯爽と馳せる。
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夕暮れの道を、急ぎ足で家路へと馳せる。
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彼は、ワインディングロードを巧みに車を馳せていく。
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標準
to win (fame)
作例 · 標準
その若き棋士は、数々の大会で優勝し、名を馳せる存在となった。
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彼女の歌声は国境を越え、世界中に名を馳せることになった。
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戦国時代の武将たちは、天下統一のために戦場で名を馳せた。
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