稜威
いつ
名詞
標準
文例 · 用例
思うに世道人心と深く関係するところに相違ないのであろう、帝皇の稜威が、全く上代に復して、歌壇に偉人の顕れたと云うも、偶然のようで決して偶然ではないのである。
— 伊藤左千夫 『正岡子規君』 青空文庫
」 はじめて心付くと、先刻視めた城に対して、稜威は高し、宮居の屋根。
— 泉鏡花 『南地心中』 青空文庫
」と語らむか、「此奴が失敬なことをいふ、陛下の稜威、軍士の忠勇、勝つなアお前あたりまへだ、何も不思議なことあねえ。
— 泉鏡花 『神樂坂七不思議』 青空文庫
室は紙障子引きたてしのみにて雨戸ひくということもせず戸の後鎖することもせざる、さすがに御神の御稜威ありがたしと心に浸みて嬉しくおぼえ、胸の海浪おだやかに夢の湊に入る。
— 幸田露伴 『知々夫紀行』 青空文庫
大御稜威い照らすと御船出成りぬ、日の皇子や、御鉾とり、かく起ちましぬ。
— 北原白秋 『新頌』 青空文庫
神と坐す大稜威高領らせば、八紘一つ宇とぞ。
— 北原白秋 『新頌』 青空文庫
第四章大いなり、今にして現人神、かく坐せば、かぎりなき大御稜威かくあらせば。
— 北原白秋 『新頌』 青空文庫
大君は神にし坐す、大御稜威神とし坐す。
— 北原白秋 『新頌』 青空文庫