不熟練
ふじゅくれん
名詞
標準
unskillfulness
文例 · 用例
熟練工、不熟練工との人数の開きも賃銀の開きも、ずッと減っている。
— 小林多喜二 『工場細胞』 青空文庫
これが熟練と不熟練との相違じゃ」「仰有る通りです」と丘助手は恐縮した。
— 海野十三 『キド効果』 青空文庫
資本主義経済の死物狂いの攻勢は企業内にあっては最も組織力の弱い、不熟練工としての婦人労働者群に集注される。
— 宮本百合子 『婦人雑誌の問題』 青空文庫
工場の昨今では、早出、残業、夜業は普通であるし、設備の不十分な下請け工場の簇出と不熟練工の圧倒的多数という条件は、工場内での災害をこれまでの倍にした。
— ――明日の婦人へ―― 『新しい婦人の職場と任務』 青空文庫
元の賃銀率(タリフ)システムには、熟練工と不熟練工、過労な労働と軽い労働との間の差が具体的に区別出来ない欠点があった。
— ――森鶴子君に答える―― 『反動ジャーナリズムのチェーン・ストア』 青空文庫
不熟練でしかも熱心に長時間機械の前に立った時、職場の災害は非常に増大するのが当然である。
— 宮本百合子 『私たちの建設』 青空文庫
全国工場災害率をみると、例年の最高は機械器具であって、十一年八月を一〇〇とすると、十四年一四五と災害が飛躍していて、このことは、尨大な数の不熟練工とその中に加わった娘たちの災難とを語っているのだと思う。
— 宮本百合子 『女性の現実』 青空文庫
職業組合に加盟しているから、不熟練労働者で五十ルーブリ位もらってるものでも、失業保険その他で保護されている。
— 宮本百合子 『ソヴェトの芝居』 青空文庫