餾
餾
名詞
標準
文例 · 用例
去年の夏は研究所で油の蒸餾に関する実験をやった。
— 寺田寅彦 『夏』 青空文庫
一回の見事な実験はそれだけでもう頭の蒸餾瓶の中で出来た公式の二十くらいよりはもっと有益な場合が多い。
— 寺田寅彦 『アインシュタインの教育観』 青空文庫
この法で消毒すればどんなバクテリアでも残らず死んでしまう、そして蒸餾水などとはちがって水の固有の味が少しも変らぬという利益がある。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
青蛙の卵と蝦蟇の舌とを6325水に漬けて、汁を澄ませて、満月の夜に丁寧に蒸餾して、下弦の月の夜に旨くお塗なさい。
— FAUST. EINE TRAGODIE 『ファウスト』 青空文庫
6850それを硝子|瓶に入れて封じる、それを十分に蒸餾するですね。
— FAUST. EINE TRAGODIE 『ファウスト』 青空文庫
装幀は最大限に実用の必然要求に応じ、その基礎の上に立つ「比例の美」にまで蒸餾せられねばならぬ。
— 高村光太郎 『装幀について』 青空文庫
内面の生活を蒸餾して其精髓を蓄へるは一つの知慧である。
— 阿部次郎 『三太郎の日記 第一』 青空文庫