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名詞
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標準
文例 · 用例
見ると頬つぺたをまし、ガマのやうに顏をふくらして、何か喉の邊でグーグーといふ奇聲を出してる。
萩原朔太郎 田端に居た頃 青空文庫
そして櫻の莟がんでゐる前橋公園の堤防を、二人は寒さうに竝んで歩いた。
萩原朔太郎 室生犀星に與ふ 青空文庫
樹々の葉牙は見る/\赤らみらんで行く。
有島武郎 青空文庫
取入れられた印象は恐ろしく現實的なものになつたり、痛く夢幻的なものになつたりして、縮まつたりれたりした。
有島武郎 小さき影 青空文庫
斯かる場合にこそ触りは甚だ重要な役割をするのであつて、惟ふにこれは歌といふよりも散文の澄んだる箇所の膨したものである。
中原中也 詩に関する話 青空文庫
四里の道を歩いたこととて、足はれぼツたい。
中原中也 深夜の峠にて 青空文庫
水腫は一に鼓ともいうところから、破れた太鼓の皮を服用すればたちどころにその病気を克服できるという理窟らしい。
太宰治 惜別 青空文庫
むく鳥、鴨、四十雀、雁などの渡り鳥の大群が、食を求めてこの地方をさまよひ歩くが如く、膨時代にあつた大和民族が各地方より北上してこの奥州に到り、蝦夷を征服しつつ、或ひは山に猟し、或ひは川に漁して、いろいろな富源の魅力にひきつけられ、あちらこちらと、さまよひ歩いた。
太宰治 津軽 青空文庫