山掛け
やまかけ
名詞
標準
文例 · 用例
畑の隅の物干場には、Fの靴下が長い一本の細引に沢山掛けてあつた。
— 牧野信一 『或る日の運動』 青空文庫
その上から牛乳のソースを沢山掛けて二十分間置きますとよく浸み込みます。
— 秋の巻 『食道楽』 青空文庫
丁寧に見るには十五日もかゝるが、一個所ぐらゐ見るには、一日で往つて見られますから、どうぞ諸君、此の被害地の模様が、私が嘘をつくのであるか、山掛けなことを申すのであるか御一見下されば相分ることでございます。
— 木下尚江 『政治の破産者・田中正造』 青空文庫
それから永楽町の電車停留場の方へ行くと、左側のバラックには何とか活動写真株式会社とあって派手な絵看板が沢山掛け連ねてある。
— 高浜虚子 『丸の内』 青空文庫
丁寧に見ますには十五日もかかるが、一カ所ぐらい見るには日帰りも出来ますから、どうか諸君、この被害地の模様が、私が嘘を吐くのであるか、或いは山掛けなことを申すか、諸君が一見下されば相分ることでございます。
— 大鹿卓 『渡良瀬川』 青空文庫
青森県の東の部分では、これを初山掛けといい、正月八日の早朝に行う村が多いけれども、その初山も四日にする所、十一日にする所などが他にはある。
— 野鳥雑記 『野草雑記・野鳥雑記』 青空文庫
普通の年縄はただ張り渡すばかりだが、初山掛けに用いるものだけは、下げて行かれるように取手がつけてある。
— 野鳥雑記 『野草雑記・野鳥雑記』 青空文庫