適さない
てきさない
形容詞
標準
unsuited
文例 · 用例
日本語はレアリスチックな文學表現に適さないといふことが、最近小説家の間に論じられ悲觀されてる。
— 萩原朔太郎 『悲しき決鬪』 青空文庫
日本語は、西洋風の近代小説に適さないと同じく、西洋風の近代詩には尚ほもつと根本的に適しないのだ。
— 萩原朔太郎 『悲しき決鬪』 青空文庫
その適さない道具を以て出發した僕等の歴史は、新體詩の出發以來あらゆる敗北のしつづけだつた。
— 萩原朔太郎 『悲しき決鬪』 青空文庫
奈良朝以前には少しは小乗仏教も入ったようでありますが、土地に適さない種子の萎びてしまうように、積極的、進取的な日本民族の間には、その小乗仏教はたちまちにして萎びてしまいました。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
サモアは健康地かも知れないが、創作には適さない所らしい。
— 中島敦 『光と風と夢』 青空文庫
してみれば若し新しい良い自分を造り得なかったとあれば、それは新しい良い自分を造り得ない道理が有ってではなくて、新しい良い自分を造るに適さない事をして歳月を送ったからだと云ってよろしいのである。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
想ふこともなく、事件もなく、日々は左様に、奏楽に適さない玩具の笛ですら三つ位ひの音色はもつてゐる、土細工の鳩笛の音は単調ではあるが一脈の哀音をもつてゐる、が彼の胸にも頭にも喉にも何の響きはなかつた。
— 牧野信一 『貧しき日録』 青空文庫
もしも、うちでやるとすれば、東側の竹垣の根へ少々その東からの光線がさす西よりのところに少々、位置をそうきめたとして、土は鉢植えにさえ適さないものだし、すこし深く掘ると、ここは何故だか瓦のこわれだの石ころだのが出る。
— ――なすよしもなき馬鈴薯と綿―― 『昔を今に』 青空文庫
作例 · 標準
この難しい任務には、彼の経験は適さないだろう。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
彼女は細かい作業に適さないと感じて、別の部署への異動を希望した。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
現在の市場状況に適さない製品は、すぐに淘汰されてしまう。
幻辭AI · gemini-2.5-flash