腹を切る
はらをきる
表現動詞-五段-ラ行
標準
to commit seppuku
文例 · 用例
雪隠で詰腹を切る体だね、誠にはやなんとも謂われねえ臭気だぞ、豪傑に支えたと見えてここらじとじとする。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
」 と、三太夫はお丹へのつらあてに、眼鏡を懸けて刀を選出し、座を構え、諸肌脱ぎ、皺腹に唾をなすり、白刃を逆手に大音声、「腹を切る、止めまいぞ、邪魔する奴は冥土の道連、差違えるぞ、さよう心得ろ。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
落首の中に「比類なき名をば雲井に揚げおきつやごゑを掛けて追腹を切る」と云うのがあった。
— 森鴎外 『興津弥五右衛門の遺書』 青空文庫
そうすると藩士が又、揃いも揃った正直者ばかりで、逃げも隠れもせずにハイハイと腹を切る……といった調子で、最初から一方にきめておけば、どちらかの人物の半分だけは救われたろうに、藩論が変るごとに行き戻りに引っかかってバタバタと死んで行ったのだからたまらない。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
|百戦無効半歳間|首邱幸得返家山|笑儂向死|如仙客尽日洞中棋響閑 岩崎谷の洞壁に書き終って、筆を投じた隆盛が腹を切るまで、人吉、豊後口、宮崎、延岡、可愛嶽と激烈な転戦はあったが、田原坂の激戦は、西南戦争の最初にして、しかも最後の勝敗を決したものと云ってよいのである。
— 菊池寛 『田原坂合戦』 青空文庫
「親分、後生だから助けておくんなせえ」「どうすりゃあお前さんが助かるんだ」「実は旦那が私を手討ちにして、自分も腹を切るというんで……」「ふむう」 これには半七もおどろかされた。
— 山祝いの夜 『半七捕物帳』 青空文庫
どんな事情があるか知らないが、武士が家来を手討ちにして自分も腹を切る、それは容易ならないことだと思った。
— 山祝いの夜 『半七捕物帳』 青空文庫
なんでもその市之助という人は、御維新のときに、奥州の白河あたりで討死にをしたとかいうことですが、小田原の宿屋で冷たい腹を切るよりも、幾年か生きのびて花々しく討死にした方がましでしたろう」
— 山祝いの夜 『半七捕物帳』 青空文庫
作例 · 標準
武士は名誉のために「腹を切る」ことを厭わなかった。
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彼は主君への忠誠を示すため、「腹を切った」。
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映画で「腹を切る」シーンは、常に緊張感に満ちている。
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標準
to take responsibility (and resign)
作例 · 標準
プロジェクト失敗の責任を取り、社長は「腹を切る」覚悟を表明した。
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今回の不祥事の責任は私にあるので、「腹を切る」準備はできている。
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「腹を切る」とまで言われたら、もう何も言えません。
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標準
to laugh until one splits one's side
作例 · 標準
彼の冗談に、皆が「腹を切る」ほど笑い転げた。
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あのコメディアンの漫才は、いつも「腹を切る」くらい面白い。
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映画館で周りの目を気にせず、「腹を切る」ほど笑いたい気分だ。
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