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切り開き

きりひらき
名詞
1
標準
clearing (land)
文例 · 用例
その電線の経路九十二マイルの間は近辺の樹林を切り開き、また人の近づかぬように不断|巡邏している。
寺田寅彦 話の種 青空文庫
かばかりなる巨象の横腹をば、真四角に切り開きて、板を渡し、ここのみ赤き氈を敷詰めて、踊子が舞の舞台にいたし候。
泉鏡花 凱旋祭 青空文庫
銀子の父親はちょうどその時分、やくざの世渡りを清算し、同じやくざ仲間で、いくらか目先の見える男が、東京で製靴の仕事で、時代の新しい生活を切り開き、露助向けの靴の輸出を盛大にやっていたのを手寄り、そこでその仕事をおぼえ、田舎へ帰って小さな店をもっていた。
徳田秋声 縮図 青空文庫
なかんずく大きなのを選んで袋を切り開き、虫がどうなっているかを見たいと思った。
寺田寅彦 簔虫と蜘蛛 青空文庫
ののしり騒ぐ声がひとしきり聞こえたと思うと、船はよんどころなさそうに、右に左に揺らぎながら、船首を高くもたげて波頭を切り開き切り開き、狂いあばれる波打ちぎわから離れて行く。
有島武郎 生まれいずる悩み 青空文庫
「おい、鋏とナイフを取ってくれ」と仙波がいいましたので、京山がそれを渡すと、手早く仙波は胃袋を切り開きました。
小酒井不木 稀有の犯罪 青空文庫
腸の方へ行ったのかしら」 こういって、仙波は何となくあわてた様子をして、十二指腸、小腸、大腸、直腸を切り開き、次で、その内容を調べて見ましたがダイヤモンドは姿を見せませんでした。
小酒井不木 稀有の犯罪 青空文庫
遠野郷いまの上郷村字|来内に斯角東蔵という狩人があって、この山を切り開きはじめて峰頂を究めた。
佐々木喜善 東奥異聞 青空文庫