諸雄
しょゆう
名詞
標準
文例 · 用例
金七が還っての報告によると、猿面冠者の北条攻めの有様は尋常一様、武勇一点張りのものでは無い、其大軍といい、一般方針といい、それから又千軍万馬往来の諸雄将の勇威と云い、大剛の士、覚えの兵等の猛勇で功者な事と云い、北条方にも勇士猛卒十八万余を蓄わえて居るとは云え、到底関白を敵として勝味は無い。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
岡本かの子、円地文子、小山いと子、佐藤俊子、宇野千代子、矢田津世子の諸雄です。
— 一九三八年(昭和十三年) 『獄中への手紙』 青空文庫
この二年間、志士にたいする幕府の追及はいよいよはげしく、反対派諸雄藩主もほとんど抑止して動かず、一見すべては平穏かと見えて、やがて地下では、桜田変前に数倍する――否、質的にすでに討幕運動にまで転化した一大活動が、展げられていった。
— 服部之総 『志士と経済』 青空文庫
天下の諸雄はほとんどその旗下にはせ参じ、明けて今年の三月には小田原城をまったく包囲してしまい、さらに石田三成、大谷吉継、長束正家らをして上野、武蔵、下総の諸国にある北条氏の属城を攻めおとすべく軍を進めさせた。
— 笄堀 『日本婦道記』 青空文庫
さらにはまた、秀吉を支持する諸雄のいかに緊密にして勇武比類なきかをである。
— 第十分冊 『新書太閤記』 青空文庫
ひとまず会稽(浙江省・紹興)へ退いて、浙江省の諸雄をたのみ、策を立て直そうと、ひどく弱気になって、烏城を捨て、夜中にわかに逃げだしてしまった。
— 草莽の巻 『三国志』 青空文庫