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万方

ばんぽう
名詞
1
標準
many lands
文例 · 用例
樺太二部の一は、我が幾万の同胞を殺し、幾億の軍費を費せしに対して、余りに少き賠償なれど、若し国民が此戦勝により、何等か偉大なる精神上の賜物を得しならば、余輩は数十億の償金を得るよりも、幾万方里の領土を加ふるよりも、寧ろ我国将来の為に之れを慶賀せん。
押川春浪 警戒すべき日本 青空文庫
それ天下有司に諭し、務めて礼教を崇び、疑獄を赦し、朕が万方と与にするを嘉ぶの意に称わしめよと。
幸田露伴 運命 青空文庫
万方 共に忻び躍りて、率土 元后を戴く。
幸田露伴 運命 青空文庫
しかしながら、この事たる、究極よりこれを見るに「黄人の相|食み相闘ふもの」に他ならず、「たとひ我が日本甘んじて白人の牛後となり、二三省の地を割き二三万方里の土地四五千万の人民を得るも、何ぞ黄人の衰滅に補あらん。
中島敦 斗南先生 青空文庫
随分大げさな出立をしたものとみえ、『多聞院日記』に「東国御陣立とて、万方震動なり」とある。
菊池寛 小田原陣 青空文庫
万方都合よくなるではないか。
伊藤左千夫 春の潮 青空文庫
故に求むればこれ月に非ず、一心清静にして曇りなき時は万方皆これ月の如く|不至と云う所なし。
直木三十五 巌流島 青空文庫
一方又木節は、「水を」と云つた刹那の間、果して自分は医師として、万方を尽したらうかと云ふ、何時もの疑惑に遭遇したが、すぐに又自ら励ますやうな心もちになつて、隣にゐた其角の方をふりむきながら、無言の儘、ちよいと相図をした。
芥川龍之介 枯野抄 青空文庫
作例 · 標準
彼の名声は万方に知れ渡り、多くの人々が尊敬した。
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万方から集まった人々が、新しい王の即位を祝った。
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この知らせは万方に広まり、皆が驚いた。
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