幻辞.com

写し撮る

うつしとる
動詞-五段-ラ行動詞-他動詞
1
標準
to record (in a photograph or on video)
文例 · 用例
素朴な、自然のもの、従つて簡潔な鮮明なもの、そいつをさつと一挙動で掴まへて、そのままに紙にうつしとること、それより他には無いと思ひ、さう思ふときには、眼前の富士の姿も、別な意味をもつて目にうつる。
太宰治 富嶽百景 青空文庫
おそらく明日あかるくなったら、その足形を紙の上にうつしとるつもりなのであろう。
海野十三 四次元漂流 青空文庫
宇宙が何も知らないのに、人間は、宇宙の秩序を、一人一人自分の中にうつしとることができるものとなったのである。
中井正一 美学入門 青空文庫
素朴的にいわば客観を主観にうつしとる作用だという考えかたである。
中井正一 「見ること」の意味 青空文庫
国会図書館の綜合目録、(全国の図書館の目録を一カ所にうつしとるという二十五年計画)のような問題、また全国納本の目録カードを印刷して、全国図書館に安い値段で流す印刷カードの問題などはそのあらわれである。
中井正一 集団文化と読書 青空文庫
昌造もまた同じ長崎に住んで、とにかく友人ではあつただらう圭齋のその實驗をまるで知らなかつたとも思へないが、グウテンベルグ流の「手鑄込み器」だけに奪はれてゐる思考が、電氣分解によつて銅粉を密着させ、父型から母型に交互にうつしとるといふ字母製法までに到るのは無理であつたらうか。
徳永直 光をかかぐる人々 青空文庫
そこで、おおぜいの生徒が勉強するには、くじで、じゅんばんをきめて、めいめいに原書を半紙に四、五まいぐらいうつしとるわけでした。
ペンは剣よりも強し 福沢諭吉 青空文庫
作例 · 標準
例句