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銚釐

ちろり異読 チロリ
名詞
1
標準
metal sake jug
文例 · 用例
私は、銀色の銚釐を静かに小杯に傾けながら、夫人が語るすっぽんの割烹譚を興深く聞いた。
佐藤垢石 すっぽん 青空文庫
空は爽に晴渡ツて、星が、何かの眼のやうに、ちろりちろり瞬をしてをる。
三島霜川 水郷 青空文庫
いくら笑っても愁いの除かぬ切れ目の小さい眼でちろり/\わたくしを眺めながら物を言う間にも額口や袖口のカフスの中の手首をハンカチで拭く所作があります。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
すると葛岡は、世にも恨めしそうな眼で、ちろりとわたくしを見返しましたが、「おかしいとは何だ。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
がっちりした顎を青々と剃って黒い瞳をちろり/\と動かしながらペタルを踏んで行く二十二の弟を見て、啓司はこいつ馬鹿なのか利口なのかと見定めるよう更めて見詰めました。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
老人がこのポーズを取ったあと、口振りとはおよそちぐはぐの恨めしそうな白眼でちろりとわたしの方を見て、それからもぞ/\と身体をわたしと反対の方へいざり向け、何やら覚束なく手慰みの細工仕事に向うそのうしろ肩の寂しさ。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
水門の上を蒼白い月がのぼり、栴檀の葉につやつやと露がたまれば膽のわななきもはたと靜止して足もとにはちんちろりんが鳴きはじめる。
北原白秋 思ひ出 抒情小曲集 青空文庫
何かの蟲がちろりんと鳴いたと思つたら死んでゐた。
北原白秋 思ひ出 抒情小曲集 青空文庫
作例 · 標準
錫製の銚釐で熱燗をつけると、お酒の味がまろやかになると言われている。
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囲炉裏にかけた銚釐から湯気が立ち上り、香ばしい日本酒の香りが漂う。
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年季の入った銚釐を丁寧に磨き上げ、正月の祝い酒を準備する。
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