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汐見

しおみ
名詞
1
標準
文例 · 用例
難波へ出るには、岸ノ里で高野線を本線に乗りかえるのだが、乗りかえが面倒なので、汐見橋の終点まで乗り、市電で戎橋まで行った。
織田作之助 神経 青空文庫
」 間近く虹のごとく懸っているのを縞の羽織が聞くと、船頭の答えるまでもなく紋着が、「汐見橋。
泉鏡花 葛飾砂子 青空文庫
一体|昨夜お前を助けた時、直ぐ騒ぎ立てればよ、汐見橋の際には交番もあるし、そうすりゃ助けようと思う念は届くしこっちの手は抜けるというもんだし、それに上を越すことは無かったが、いやいやそうでねえ、川へ落ちたか落されたかそれとも身を投げたか、よく見れば様子で知れらあ、お前は覚悟をしたものだ。
泉鏡花 葛飾砂子 青空文庫
いいえ、私ばかりじゃあなかったんで、火事場では、官女が前後を取巻いて、お夏さんが東の方に、通ったと謂う評判で、また勝山が焼けるちっとばかり前、緋の袴を穿いた素白な姿の者が、ちょうどその屋根の上あたりを走るのを、汐見橋の上で見た者がある、前兆だなんて種々なことを謂ったもんです。
泉鏡花 三枚続 青空文庫
山の端に月の出汐見るともなく、比企が谷の森の方を眺むれば、目も遥かなる畦道に、朦朧として婦人あり。
泉鏡花 活人形 青空文庫
汐見橋を、八幡宮から向つて左へ、だら/\と下りた一廓であつた。
泉鏡太郎 深川淺景 青空文庫
この汐見橋を、廓へ出入るために架けた水郷の大門口ぐらゐな心得だから、一段低く、此處へ下りるのは、妓屋の裏階子を下りて、間夫の忍ぶ隱れ場所のやうな氣がしたさうである。
泉鏡太郎 深川淺景 青空文庫
) 早く汐見橋へ驅け上らう。
泉鏡太郎 深川淺景 青空文庫