来善
らいぜん
名詞
標準
文例 · 用例
御覧には由来善悪本がある。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
元来善人ばかりの女を出している歌舞妓芝居だが、時代物・世話物のうちには、悪の分子を持った女が古くから少しずつは出ている。
— 折口信夫 『役者の一生』 青空文庫
元来善人ばかりの女を出してゐる歌舞妓芝居だが、時代物・世話物のうちには、悪の分子を持つた女が古くから少しづゝは出てゐる。
— 折口信夫 『役者の一生』 青空文庫
人間は本来善悪の混血児であり、悪に対するブレーキと同時に、憧憬をも持っているのだ。
— 湯の町エレジー 『安吾巷談』 青空文庫
あれは元来善い男だけれども今度は心なしに誤ったんだから宥してやるがよかろう」という具合に言うのです。
— 河口慧海 『チベット旅行記』 青空文庫
彼女は元来善良であって、だれの悪口をも言うつもりではなかったが、しかしやはり自然と悪口を言うのだった。
— JEAN-CHRISTOPHE 『ジャン・クリストフ』 青空文庫
悪は元来善良である人間から来るものではありません。
— LES MISERABLES 『レ・ミゼラブル』 青空文庫
人は本来善に造られたにかかわらず、罪によってその状態から逸脱した。
— 矢内原忠雄 『キリスト教入門』 青空文庫