明経
みょうぎょう
名詞
標準
文例 · 用例
しかし、その華やかな文化の中にも、宮廷はじめ朝臣たちは、仁王経、金光明経、薬師経等を諸僧に講誦せしめ、また諸国にその普及を努められております。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
光明経を誦むと厄をはらうことができるということを聞いたので、それを求めて人に教えてもらって誦んだ。
— 田中貢太郎 『瞳人語』 青空文庫
智者大師説『金光明経文句』の釈捨身|品の虎子頭上七点あるを見て生まれてすでに七日なるを知る事『山海経』に出づとあるが、予はかかる事『山海経』にあるを記えず。
— 虎に関する史話と伝説民俗 『十二支考』 青空文庫
而も其は、書と紀との関係・命名法になま半可な理会を持つて居た紀伝・明経博士等のさかしらから、起つたのに相違なからうと言ふ事である。
— 折口信夫 『日本書と日本紀と』 青空文庫
仏教に摂取せられてすでに金光明経などに現われているから日本でも古くより崇拝せられていた。
— 和辻哲郎 『古寺巡礼』 青空文庫
特に天平時代は金光明経が国民全体の福祉のために盛んに用いられた時代で、吉祥天の崇拝もまた盛んであった。
— 和辻哲郎 『古寺巡礼』 青空文庫
さてこの吉祥天女が、――仏前に演説して、金光明経の受持者に飲食・衣服・臥具・医薬及び余の一切の物質的要求の充足を約してくれた吉祥天女が、――また主としては五穀豊穣を祈るためにまつられた吉祥天女が、――どうしてあのような女の姿に現わされたか。
— 和辻哲郎 『古寺巡礼』 青空文庫
もし東方の画家が金光明経を読んでそこからあのような天女像を空想し出したとすれば、「無量の衆生をして諸の快楽を受けしむる」幸福の女神は、この画家にとって、神であるよりも、まず豊麗な女であった。
— 和辻哲郎 『古寺巡礼』 青空文庫
ウィキペディア
明経(みょうぎょう)とは、律令制において式部省が行った秀才に次ぐ第二の官吏登用試験。明経試(みょうぎょうし)とも。
出典: 明経 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0