小琴
おごと
名詞
標準
koto (usu. small)
文例 · 用例
願ふは艶なる君と二人、野末の逍遙心足りて、情に燃ゆめる胸の中に祕めつる小琴や彈きてみまし。
— 薄田泣菫 『泣菫詩抄』 青空文庫
緋の糸は早く朽ち抜け桐の紋虫の巣に似る小琴の袋 家妻の為事に追はれ何年か琴など取り出して弾いたこともない。
— 平野萬里 『晶子鑑賞』 青空文庫
風おのづから彈きならす小琴ならねど、 (さなりひそかに、)枝に縋れる殼の實のおもひかなしや。
— 蒲原有明 『獨絃哀歌』 青空文庫
さあて このほんの はじめにある おおきな さしえを みれば、 このおさばきが どんなに おおごとか わかるよね。
— THE NURSERY "ALICE" 『えほんのアリス』 青空文庫
それには、三年まえに藩の直轄で始めた、新田開発の事業で資材関係の涜職問題が起こり、さいわいおおごとではなかったが、勘定奉行所から(ごく下級の者で)二人、連累者が出た。
— 山本周五郎 『竹柏記』 青空文庫
もとはおおごといって大きな子、すなわち長男という意味でありましたが、漢字の音で呼ぶようになってからは、だんだんに神と尊い方のお子様の他には使わぬことになり、それも後にはたいしといって、殆ど聖徳太子ばかりをさすようになってしまいました。
— 柳田國男 『日本の伝説』 青空文庫
作例 · 標準
例句