哀楽
あいらく
名詞
標準
grief and pleasure
文例 · 用例
而も所謂喜怒哀楽――即ち損得に因つて起る喜びと悲み――を叫びたかつたのではなく、かの生の歓喜だ!
— 中原中也 『詩と詩人』 青空文庫
真に今日、日本の現実する社会相と接触し、民衆のリアルな喜怒哀楽を表現してゐる芸術は、蓄音機のレコード等によつて唄はれてる、町の流行唄以外にないのである。
— 萩原朔太郎 『流行歌曲について』 青空文庫
その数々の線の一つずつには、線の両端に居る人間の過去現在未来の喜怒哀楽、義理人情の電流が脈々と流れている。
— 寺田寅彦 『年賀状』 青空文庫
強いて形容詞のなかへ入れられないような人間同志が無上の信頼と哀楽と相憐とを共にして生きて居る。
— ――型でなしに 『家庭愛増進術』 青空文庫
このただ一枚の飛び石の面にだけでも、ほとんど数え切れない喜怒哀楽さまざまの追憶の場面を映し出すことができる。
— 寺田寅彦 『庭の追憶』 青空文庫
その吹き出づる哀楽の曲は彼が運命|拙なき身の上の旧歓今悲を語るがごとくに人々は感じたであろう。
— 国木田独歩 『女難』 青空文庫
応身とは、人間に相応して生れ、人々を教化せられる仏陀ということでありまして、人間に相応ずる以上、人間の肉体を持ち、人間の喜怒哀楽を備え、お腹も減り、病気もされる仏陀であります。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
俺はかなり喜怒哀楽の変化の激しい人間である。
— 平出修 『公判』 青空文庫
作例 · 標準
例句