主殿
しゅでん
名詞
標準
main building (of a villa, palace, etc.)
文例 · 用例
鎮守の神主殿は、あの境内の大樟へかじりついたと申しますなり、妙蓮寺の和尚様は、裏の竹藪へ遁込みましたと申します。
— 泉鏡花 『わか紫』 青空文庫
忠次勇躍して、本多豊後守広孝、松平|主殿助伊忠、奥平監物貞勝等と共に兵三千、菅沼新八郎を教導として進発した。
— 菊池寛 『長篠合戦』 青空文庫
安永の老中、田沼|主殿頭には妙な好みがあつた。
— 大正六(一九一七)年 『茶話』 青空文庫
その呪ひの故か何うかは知らないが、主殿頭は、身分不相応に出世して、紀州藩の小役人から老中にまでなつた。
— 大正六(一九一七)年 『茶話』 青空文庫
なかには主殿頭の向ふを張つて、大気張りに銀の牛を拵へたのもあつたが、大抵は木で削つたか、土で焼いたかしたのが多かつた。
— 大正六(一九一七)年 『茶話』 青空文庫
お蔭で瀬戸物|店や、彫物師は牛の註文で懐中を膨らませたのも少くなかつたが、それを撫で廻した人達が、幾人づばぬけて主殿頭のやうな出世をしたかは判らなかつた。
— 大正六(一九一七)年 『茶話』 青空文庫
それは栗原|主殿頭といふ男で、この男は女房をも一人持つてゐたが、その女房よりも、地震よりも、蛙の方が怖ろしかつた。
— 大正六(一九一七)年 『茶話』 青空文庫
主殿頭はそれを見ると、一度に二|間ほど後に飛び退つた。
— 大正六(一九一七)年 『茶話』 青空文庫
作例 · 標準
広大な屋敷の中心に位置する主殿は、金箔や彫刻で豪華に飾られていた。
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賓客をもてなすための厳かな儀式は、格式高い主殿の広間で行われる。
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平安貴族の邸宅において、主殿は家族の生活と接客の両方の中心だった。
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