盛り潰す
もりつぶす
動詞
標準
文例 · 用例
この説に対して予全く異論なきにあらざれど、今しばらくこれに従うて羊を穀精とした遺風の数例を挙げんに、スイスの一部では最後の稈一|攫みを苅り取った人を麦の山羊と名付け、山羊然とその頸に鈴を付け、行列して伴れ行き酒で盛り潰す。
— 羊に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
細君が明日取り換える時に発見するから、大騒ぎになる」「成程」「落ちないように絡ませるには何うしても本人を盛り潰す必要がある。
— 佐々木邦 『髪の毛』 青空文庫
白状すればよし、さもなければ、――世之助 盛りつぶすか。
— 芥川龍之介 『世之助の話』 青空文庫
済まないが君を盛りつぶすつもりで様々に画策したところ、幸い君はすぐつぶれてしまった。
— 久生十蘭 『魔都』 青空文庫
関東で俺達が江戸のお尻を突っつけば、それ後顧の憂いという奴だろう、西の方には隙が出来る、そこを四方からワッと来て、盛りつぶす手立だそうな。
— 三好十郎 『天狗外伝 斬られの仙太』 青空文庫