薬礼
やくれい
名詞
標準
medical fee
文例 · 用例
もっともそういうこっちもお上に鑑札を願っている専門医じゃないのだから、診察料や薬礼は一切取らない。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
医者の薬礼を恐れる彼は、なるべく買い薬で間にあわせて置きたかったのであるが、夜のふけるに連れて疼痛はいよいよ強くなって、彼はもう慾にも得にも我慢が出来なくなった。
— 半鐘の怪 『半七捕物帳』 青空文庫
自分は自転車で、ろくに薬礼もよこさない貧乏な百姓家を飛びまわって見てやっているので、一身上のことなどうっちゃってあるのだのに。
— 倉田百三 『光り合ういのち』 青空文庫
源「いえいけませぬ、いけませぬ、ハツ/\医者に掛るのも宜うがすが、直と薬礼を取られるのが残念ですから。
— 三遊亭円朝 『黄金餅』 青空文庫
金「医者に掛れば是非薬礼を取られますよ併し夫が厭なら買薬でもしなすつたら。
— 三遊亭円朝 『黄金餅』 青空文庫
暮の事なので医者の薬礼その他がこの内に這入っているのだそうだ。
— 夏目漱石 『永日小品』 青空文庫
「失主狗にて思ふに任せねど、心ばかりの薬礼なり。
— 巌谷小波 『こがね丸』 青空文庫
医者の薬礼から旅籠料、何や彼やを残らず書付にいたして持って来ましたが、一ヶ月居ったところで僅かな事でございます。
— 三遊亭圓朝 『菊模様皿山奇談』 青空文庫
作例 · 標準
当時の医者は、薬礼として米を受け取っていた。
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薬礼を支払うために、彼は貯金を切り崩した。
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現代では、薬礼という言葉はあまり使われない。
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