火柱
ひばしら
名詞
標準
pillar of fire
文例 · 用例
夜警で一緒になった人で地震当時前橋に行っていた人の話によると、一日の夜の東京の火事は丁度火柱のように見えたので大島の噴火でないかという噂があったそうである。
— 寺田寅彦 『震災日記より』 青空文庫
源の富士の腰の火柱は、とても目映ゆくて見詰められなかった。
— 岡本かの子 『宝永噴火』 青空文庫
そればかりでなく、みんなのブラボオの声は高く天地にひびき、地殻がノンノンノンノンとゆれ、やがてその波がサンムトリに届いたころ、サンムトリがその影響を受けて火柱高く第二の爆発をやりました。
— 宮沢賢治 『ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記』 青空文庫
青びかりの三角のサンムトリが たちまち火柱を空にささげる。
— 宮沢賢治 『ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記』 青空文庫
その声はノンノンノンノンと地面に波をたて、それが向うのサンムトリに届いたころサンムトリが赤い火柱をあげて第五回の爆発をやりました。
— 宮沢賢治 『ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記』 青空文庫
不斷は、あまり評判のよくない獸で、肩車で二十疋、三十疋、狼立に突立つて、それが火柱に成るの、三聲續けて、きち/\となくと火に祟るの、道を切ると惡いのと言ふ。
— 泉鏡太郎 『間引菜』 青空文庫
その光の輪は広くて、光の線は渦巻く火柱のように大空ぜんたいにひろがって、緑と紅とにきらめいていました。
— BILLEDBOG UDEN BILLEDER 『絵のない絵本』 青空文庫
その第一行から、すでに天にもとどく作者の太い火柱の情熱が、私たち凡俗のものにも、あきらかに感取できるように思われます。
— 太宰治 『女の決闘』 青空文庫
作例 · 標準
建物が崩壊し、その跡地から巨大な火柱が立ち上った。
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噴火と共に、山頂から真っ赤な火柱が夜空を焦がした。
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燃料タンクが爆発し、空高く火柱が舞い上がった。
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ウィキペディア
天文道における 火柱(ひばしら)は、空中に赤気が立ち上る姿が火の柱のように見えるという怪奇現象である。高さ7、8尺ないし数丈の火が地上または山上に立つという。俗に大火の前兆であるともいい、火柱の立った家は、娘が人身御供に成らねばならないという。
出典: 火柱 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0