木遣り
きやり
名詞
標準
workmen's chant while pulling a heavy load
文例 · 用例
大坂やわれ幼なうて伯母上が、肩にすがりし木遣り街かな。
— 萩原朔太郎 『短歌』 青空文庫
昔時は大の男幾人、木遣りで揚げたというほどの大凧も飛んだと聞くが、子供には手頃でいつの時にも行わるるのは二枚半の絵凧である。
— 柴田流星 『残されたる江戸』 青空文庫
それは五年目々々々に行はれる村の行事で、伊賀から伊勢へ、さう遠くもないところを、ぐるツと※り道して往復七日がかりで、木遣り音頭を謠ひながら、白裝束に脚絆、甲掛け、菅笠に金剛杖といふ山登りの姿をして、ゆる/\と出かけるのである。
— 上司小劍 『石川五右衞門の生立』 青空文庫
木遣り音頭の聲賑かに、殆んど村中の人殘らずに送られつゝ、先づ隣り村の平井明神に參詣して、だん/\伊勢路へ向ふのであるが、其の時から文吾の小ひさい身體は笑はれ通しであつた。
— 上司小劍 『石川五右衞門の生立』 青空文庫
木遣りなんか唄ったこたあねえんですからね。
— 夢の久作(夢野久作) 『人間腸詰』 青空文庫
その間、ながく低く吼えるような木遣り歌であった。
— 本庄陸男 『石狩川』 青空文庫
とにもかくにも彼の家では、やがて木遣りの唄もいさましく送られて来るであろうこの男を待っていたであろう。
— 本庄陸男 『石狩川』 青空文庫
そんな中にも筏唄など言ふものは、労働の性質、又職業の接続からでありませうが、木遣りの姿を見せてゐたのは愉快でした。
— 折口信夫 『東北民謡の旅から』 青空文庫
作例 · 標準
祭りの準備で、大勢が声を合わせて木遣りを歌っていた。
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古民家の移築作業中、職人たちが木遣りを響かせた。
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重い丸太を運ぶとき、木遣りの歌声が辺りに響き渡った。
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