馬の耳に念仏
うまのみみにねんぶつ
表現
標準
preaching to the deaf
文例 · 用例
民は依らしむべし、知らしむべからず、貧しい者には攘夷もなにも馬の耳に念仏であろうぞ。
— 佐々木味津三 『老中の眼鏡』 青空文庫
」などと深切に説明してくるれど、畢竟馬の耳に念仏なりしは我ながら哀れなりと言わざるべからず。
— 芥川龍之介 『北京日記抄』 青空文庫
馬の耳に念仏よりも感じがないんですもの」 と、さう言ひながら、葛子は少年の喉をくすぐつた。
— 坂口安吾 『木々の精、谷の精』 青空文庫
私は宗教が、山登りのアルペンシュトックほど必要だとは知らずにいた、出来るだけ話をそらして、ユンクフラウの美を説き、ラウテルブルンネンの夕を語っても、こう凝り固まった宗教婆さんには、馬の耳に念仏ほどの効果もない、或いは向うでもそう思ってたかも知れない。
— 辻村伊助 『スウィス日記』 青空文庫
「そうして、帰ってくるかと思うと、私の言うことなんか馬の耳に念仏で、そうやって大の字なりの高|鼾だ……よし!
— 日光の巻 『丹下左膳』 青空文庫
」「賄賂の督促など、おれには馬の耳に念仏だよ。
— 林不忘 『元禄十三年』 青空文庫
ところが、重盛の諫言などは、馬の耳に念仏である。
— 第一巻 『現代語訳 平家物語』 青空文庫
」 法勝寺だの、執行だのといっても、馬の耳に念仏で、ぽかんとして、みんな有王をみていた。
— 第三巻 『現代語訳 平家物語』 青空文庫
作例 · 標準
例句