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細い字

ほそいじ
表現名詞
1
標準
slender character
文例 · 用例
茶店の娘が私の横にくの字になり、細い字で手紙を書いている。
横光利一 欧洲紀行 青空文庫
細い字が隙間なしに植えてある。
生田春月 聖書 青空文庫
表紙に一枚別の半紙がついていて、それには筆太に、「上願書」と書し、その傍に稍細い字で「一名殺人犯としてその名目に座する弁明書」と書き、最後に「被告人支倉喜平」と書かれている。
甲賀三郎 支倉事件 青空文庫
黄色い芭蕉布で煤けた紙の上下をたち切った中に、細い字で「赤き実とみてよる鳥や冬椿」とかいてある。
芥川龍之介 老年 青空文庫
芥川さんはなんでもその扇面に、小さな細い字で「明星のちろりに響けほととぎす」といふ句をお書きになつた。
堀辰雄 萩の花 青空文庫
珍らしく巻紙へ細い字で書き続けた。
宮本百合子 千世子(二) 青空文庫
「曾根さんは曾根さんらしい細い字で書いて来たネ」と三吉が言て笑った。
島崎藤村 家(上巻) 青空文庫
この特徴は、手にさわると、ぼつぼつするように絵の具を盛りあげて、こってりと花などを一面に書き埋めてあるもので、よく湯呑の内部などに細い字が一杯書いてある。
中谷宇吉郎 九谷焼 青空文庫
作例 · 標準
祖母が万年筆で丁寧に書く細い字は、繊細でありながらもしっかりとした芯の強さを感じさせる。
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古い契約書の裏面には、虫眼鏡を使わないと到底読めないような細い字がびっしりと並んでいる。
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彼は静かにペンを走らせ、手紙の最後にさらさらと流れるような細い字で署名を認めた。
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