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松の葉

まつのは
表現名詞
1
標準
pine needle
文例 · 用例
秋雨の山の靜けさ、松の葉から落ちる雨滴が雜木の葉を打つ幽かな音は、却つて山の靜寂を増す。
岡本かの子 秋雨の追憶 青空文庫
天上縊死遠夜に光る松の葉に、懺悔の涙したたりて、遠夜の空にしも白ろき、天上の松に首をかけ。
萩原朔太郎 月に吠える 青空文庫
嘉ッコは街道のまん中に小さな腕を組んで立ちながら、松並木のあっちこっちをよくよく眺めましたが、松の葉がパサパサ続くばかり、そのほかにはずうっとはづれのはづれの方に、白い牛のやうなものが頭だか足だか一寸出してゐるだけです。
宮沢賢治 十月の末 青空文庫
嘉ッコは街道のまん中に小さな腕を組んで立ちながら、松並木のあっちこっちをよくよく眺めましたが、松の葉がパサパサ続くばかり、そのほかにはずうっとはずれのはずれの方に、白い牛のようなものが頭だか足だか一寸出しているだけです。
宮沢賢治 十月の末 青空文庫
それでこの十首より成る一群の内容は「松の葉に雨の露が玉のごとくにおいて、それがこぼれ落ちる」というだけのことを繰り返し繰り返し諷詠したものであって、連作としてはおそらく最も単純な形式に属するものであろうと思われる。
寺田寅彦 連句雑俎 青空文庫
そうして、たとえば「松の葉」の現われる位置がほとんど初五字かその次の七字の中かにきまっており、「露」はだいたい一首の中ごろの位置に現われ、「玉」は多く一首の終わりに近く現われている。
寺田寅彦 連句雑俎 青空文庫
其の時は濡れたやうな眞黒な暗夜だつたから、其の灯で松の葉もすら/\と透通るやうに青く見えたが、今は、恰も曇つた一面の銀泥に描いた墨繪のやうだと、熟と見ながら、敷石を蹈んだが、カラリ/\と日和下駄の音の冴えるのが耳に入つて、フと立留つた。
泉鏡花 星あかり 青空文庫
進まれもせず、引返せば再び石臼だの、松の葉だの、屋根にも廂にも睨まれる、あの、此上もない厭な思をしなければならぬの歟と、それもならず。
泉鏡花 星あかり 青空文庫
作例 · 標準
地面に落ちた松の葉が、絨毯のように道を覆っていた。
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クリスマスツリーに飾られた松の葉からは、清々しい香りが漂う。
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松の葉を煎じたお茶は、昔から薬として親しまれてきた。
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2
標準
small gift
作例 · 標準
引っ越しの挨拶に、ささやかな松の葉をお渡しした。
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お世話になったお礼に、心ばかりの松の葉を贈った。
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「ほんの松の葉ですが、どうぞお納めください」と彼は言った。
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