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読下

よみした
名詞
1
標準
文例 · 用例
不文、意をつくしませぬが、御判読下さいまし。
太宰治 虚構の春 青空文庫
尚、このたびは、『英雄文学』にいよいよ創作御執筆の由私の今月はじめの御注進、すこしは、お役に立ちましたことと存じ、以後も、ぬからず御報告申上べく、いつも、年がいなく騒ぎたて、私ひとり合点の不文、わけわからずとも、その辺よろしく御判読下さいまし。
太宰治 虚構の春 青空文庫
外国語の駆使に堪へざる作者が日本語を以て日本の裁判所に於ての出来事らしく叙述するのは、蓋し止むを得ない処、読者は深く之を諒して此篇を読下せられたい。
平出修 公判 青空文庫
その後姿を目送ッて高い男はホット顔、また手早く手紙を取上げて読下す。
二葉亭四迷 浮雲 青空文庫
その日の夕刊が配達されると、木挽町の蔵相官邸の門衛は、恰どそこへ来合はせてゐた自分の話し相手に頓着なくいきなり夕刊を開けて、蔵相親任の条を読下した。
大正六(一九一七)年 茶話 青空文庫
不取敢開封して読下して見ると、片仮名の文字も簡短に、父の死去したといふ報知が書いてあつた。
島崎藤村 破戒 青空文庫
時雄は熱心に読下した。
田山花袋 蒲団 青空文庫
が、その末にこの頃は談林発句とやらが流行するから自分も一つ作って見たといって、「月落烏啼霜満天寒さ哉――息を切らずに御読下し被下度候」と書いてあった。
内田魯庵 斎藤緑雨 青空文庫