不覚者
ふかくもの
名詞
標準
shallow thinker
文例 · 用例
馬鹿でも不覚者でも氏郷に取っては縁の兄弟である、信雄信孝合戦の時は氏郷は柴田に馴染が深かったが、信孝方に付かず信雄方に附いたのである。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
「去年の河原いくさにも足軽大将うけたまわりながら、捗々しい矢軍も得せいで、父上の御機嫌さんざんであったを、兄上に頼んで此の頃ようように取りつくろうたほどの不覚者が、われわれの恋仲を薄々気取ったとて、ほほ、それが何のおそろしかろう。
— 岡本綺堂 『小坂部姫』 青空文庫
「不覚者」 山内の顔が、さっと、真赤になった。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
小太郎は、今まで、憤って、死ね、不覚者、そんな不覚者は、斬られた方がいいのだ、と思っていたが、その姿を見ると、その憤りの上へ、悲しさと、可哀そうさとが、漲り上って来た。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
不覚者っ、何が悲しい」「旦那様――この、お坊さまを、遠島になどと――」 と、老女が、おろおろした声で、二人の間へ、顔を出した。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
足音と、叫び声とが、高く、渦巻いた時、将曹が「周章てるな、不覚者。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
「不覚者は土岐頼春!
— 国枝史郎 『あさひの鎧』 青空文庫
「日本一の不覚者、前代未聞の臆病者、士道の廃れ、人の裏切り者!
— 国枝史郎 『あさひの鎧』 青空文庫
作例 · 標準
あんな子供騙しの詐欺に引っかかってしまうなんて、私もまだまだ不覚者だ。
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「自分の無知を知る不覚者こそが、成長の余地を最も持っている」と彼は語った。
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目先の小さな利益に目を奪われて大切な信頼を失うとは、不覚者の極みである。
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