帯者
おびしゃ
名詞
標準
文例 · 用例
四五年もまえからの妻帯者である。
— 太宰治 『猿面冠者』 青空文庫
ひどいのになると、独身だか妻帯者だか、わからない人物もあります。
— 太宰治 『政治家と家庭』 青空文庫
私はそのとき、青年の珪次との恋に夢中になっていましたから、こんな壮年の妻帯者に興味どころではなく、全く没交渉の感じしか持っていませんでした。
— 岡本かの子 『扉の彼方へ』 青空文庫
ある時山奥のまた山奥から出て来た病人でどの医者にも診断のつかない不思議な難病の携帯者があった。
— 寺田寅彦 『追憶の医師達』 青空文庫
一番しまいに、「要するに、佐野さんは多数の妻帯者と変ったところも何もないようです。
— 夏目漱石 『行人』 青空文庫
究竟名義だけあれば宜いので、私の方では十分貴方を信用してをるのですから、決してその連帯者に掛らうなどとは思はんのです。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
期にく無き慾は、更に件の連帯者に対して寝耳に水の強制執行を加ふるなり。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
然し、あれが何で三千円と云ふ金を借りたかしらん」「それはあの方は連帯者なので御座います」「はあ!
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫