獄屋
ごくや
名詞
標準
prison
文例 · 用例
すべてが埃に塗れて汚らしく、肉慾で人を繋ぐグロテスクで残忍な獄屋の正体をありありと見せ付けられる感じがした。
— 岡本かの子 『とと屋禅譚』 青空文庫
悲しきときばかり懐かしめる光ならば、それは獄屋の庇に洩れる燈盞であります。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
さりとて迂闊に放免するわけにも行かないので、そのまま獄屋につないで置くと、その囚人がある夜ひそかに獄卒にささやいた。
— 岡本綺堂 『自来也の話』 青空文庫
飛んでもない脅迫をうけて、獄卒も今さら途方にくれたが、結局よんどころなしに出してやると、かれは約束通りに戻って来て、再び手枷首枷をはめられて獄屋のなかにおとなしく這入っていた。
— 岡本綺堂 『自来也の話』 青空文庫
この獄屋につないであるのは全く人違いだ。
— 岡本綺堂 『自来也の話』 青空文庫
」 彼の囚人は獄屋からひき出されて、背中を幾つか叩かれて放免された。
— 岡本綺堂 『自来也の話』 青空文庫
其處のところを密と赤手で捕へて呉れる…… 暖い手で、握ツて遣ツても、濟アして掌を這ツてゐる奴を螢籠の中へ入れる…… 恰ど獄屋へ抛込まれたやうなものだが、些ともそれには頓着しない。
— 三島霜川 『水郷』 青空文庫
愚図愚図云うとお前さんたちの首に縄をつけて、あすこのお役人の所へ連れて行つて獄屋に打ち込んでしまうが、いいかい」 と大変な勢いです。
— 夢野久作 『豚吉とヒョロ子』 青空文庫
作例 · 標準
彼は不正行為の罪で、数年間獄屋で過ごすことになった。
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希望を失った囚人たちは、ただ静かに獄屋の壁を見つめていた。
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脱獄計画は、獄屋の警備が手薄な夜に行われた。
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