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焼干し

やきぼし
名詞
1
標準
文例 · 用例
焼干しの川魚と野菜を煮たもの、味噌汁、古漬けのたくあん。
山本周五郎 菊千代抄 青空文庫
藩では姿のよいものを選んで、焼干しにしたり粕漬けにしたりして、将軍家へ献上し、また幕府閣老に贈って好評を得ている、などということであった。
山本周五郎 若き日の摂津守 青空文庫
会所でうけとって来た手間賃のなかから、焼干しにしてもよいからと思って少したくさん買ったのである、貧しくつましい暮しをしている者には、小さなよろこびがどんなにも幸福に感じられるのだ、お高はおかしいくらい足も軽く、組長屋の住居に帰った。
糸車 日本婦道記 青空文庫
ひとくちに云えば貧困農村で、副産物の木炭、涸沢にのぼって来る季節の川魚の焼干し、屋根を葺くための茅葭、そして僅かな繭などで生活を支えてきた。
山本周五郎 おごそかな渇き 青空文庫