竹箒
たけぼうき
名詞
標準
文例 · 用例
さて若衆のいでたちや奴冠りに筒袖の半纏すがた意氣なるに帶ぶや棕梠の木竹箒、事あり顏に見交して物物しくも構へたり。
— 萩原朔太郎 『煤掃』 青空文庫
彼は熱湯を打っかける前に、竹箒の柄をもって、猛烈に物理的操作を試みた。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
公立|八雲小学校の事は大河でなければ竹箒一本買うことも決定るわけにゆかぬ次第。
— 国木田独歩 『酒中日記』 青空文庫
公立八雲小学校の事は大河でなければ竹箒一本買うことも決定るわけにゆかぬ次第。
— 国木田独歩 『酒中日記』 青空文庫
先づは重疊、抗つて齒向つてでも來られようものなら、町内の夜番につけても、竹箒を押取つて戰はねば成らない處を、恁う云ふ時は敵手が逃げてくれるに限る。
— 泉鏡太郎 『間引菜』 青空文庫
竹箒を手に採つて庭を掃き始めた頃は東の空にお定りの暮色が立つて榛の木の上に初冬五日の月が見えてきた。
— 伊藤左千夫 『古代之少女』 青空文庫
築山もあり池もあり四阿もあり、小暗い木々の繁みさへある庭を竹箒で掃き淨める。
— 島木健作 『生活の探求』 青空文庫
女や子供たちは、竹の熊手、竹箒、手桶、花筒、花束などを提げて通り、墓の掃除をする人々のなかには、杉野の家の井戸まで水を貰ひに來るものも多かつた。
— 島木健作 『生活の探求』 青空文庫