下手物
ゲテモノ異読 げてもの
名詞
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文例 · 用例
帰るとき、お妙の祖母から譲つてもらふ約束だつた下手物の徳利や茶碗を、お妙がもつてきてくれた。
— 坂口安吾 『木々の精、谷の精』 青空文庫
女は地方で「だるま」といふ村の居酒屋の女のやうな風采で、ああ栗谷川文五も人生を終らうとして斯様な女に辿りついたかの感深く、さればとて秋風落莫たる愁ひの中に一本の葉の落ちきつた柿の木を眺めるほどのまともな感慨があるでもない私は、骨董品但し下手物を玩味する眼でひなびた達磨風俗に興を覚えてゐたのであつた。
— 坂口安吾 『狼園』 青空文庫
二一 識名園、沖繩の別れ 昨夜遲く宿へ歸ると、病院の中川君が待つて居られて、古い琉球の型染の衣裳や、下手物の陶器などを持つて來られ、私は坐ながらにして好箇のお土産を獲ることが出來た。
— 濱田耕作 『沖繩の旅』 青空文庫
あんこう、たらなどの肝は下手物味で、風上に立つ上品さ、すなわち品を欠く憾みがある。
— 北大路魯山人 『知らずや肝の美味』 青空文庫
たまたま食通と言われる人たちも、大抵は下手物通というところであって、その志すところは概ね低い。
— 北大路魯山人 『料理一夕話』 青空文庫
しかし、これらのうちで、一茶の書には、一番に下手物的な装わない心境直写の妙相をたたえているように思う。
— 北大路魯山人 『一茶の書』 青空文庫
いわゆる下手物皿に見られる字に留意せられよ。
— ――名論の逆を行く氏の書―― 『柳宗悦氏の筆蹟を通じその人を見る』 青空文庫
今日、すぐさま柳さんに、せめて一茶の字、乃至は下手物皿に見えた字に負けないほど無心に書いてもらえれば、申し分ないのである。
— ――名論の逆を行く氏の書―― 『柳宗悦氏の筆蹟を通じその人を見る』 青空文庫
作例 · 標準
あの店は、見た目は豪華だけど、中身はゲテモノばかりだ。
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安さにつられてゲテモノを買ってしまい、すぐに壊れてしまった。
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食わず嫌いだったが、食べてみたらゲテモノ料理も意外と美味しかった。
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