腰の低い
こしのひくい
表現形容詞
標準
humble
文例 · 用例
この所長は、とても腰の低いひとで、一介の書生に過ぎぬ私を、それこそ下にも置かず、もてなしてくれました。
— 太宰治 『小さいアルバム』 青空文庫
世間の奴等に附き合って見るに、目上に腰の低い奴は、目下にはつらく当って、弱いものいじめをする。
— 森鴎外 『雁』 青空文庫
食堂らしい部屋を通りぬけて行って、準之助氏の居ると思われる部屋をソッとのぞくと、そこは、サロンらしく壁に薪をくべるらしい大きい炉が切ってあり、中は山小屋らしく作られており、腰の低い窓が、いくつか開いている。
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫
教師の腰の低い割合においよさんにはツンとした所があつた。
— 長塚節 『隣室の客』 青空文庫
医師は三十七八の髪を長くしたていねいな腰の低い人で、聴診器を耳に当てて、まず胸から腹のあたりを見た。
— 田山花袋 『田舎教師』 青空文庫
そこには腰の低い小間物屋のおかみさんも店の外まで出て、おげんの近づくのを待っていて、「御隠居さま、どうかまあ御機嫌よう」 と手を揉み揉み挨拶した。
— 島崎藤村 『ある女の生涯』 青空文庫
腰の低い新七は一々食堂の入口まで迎えに出て、客の帽子から杖までも自分で預かるくらいにした。
— 島崎藤村 『食堂』 青空文庫
そして当らず触らずに、その場は愛想よく遇って還したのであったが、肉づきなどのぼちゃぼちゃした、腰の低いその婆さんの、にこにこした狡そうな顔が、頭脳に喰い込んでいて取れなかった。
— 徳田秋声 『爛』 青空文庫
作例 · 標準
その会社の社長は非常に腰の低い人物で、若手社員に対しても常に丁寧な言葉で接する。
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腰の低い接客態度は客からの評判が良く、彼がお目当ての常連客も多い。
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「あんなに腰の低い大物政治家は、今の時代には珍しいね」と新聞記者が話した。
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