百出
ひゃくしゅつ
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
arise in great numbers
文例 · 用例
このバケツの獅子を先頭にして、箒を負うもの、炭取函を首から掛けるもの、例の黒んぼ、赤い風呂敷のスカートの紅毛婦人、支那人、宣教師、按摩、軍人、ヤンキー、アイヌ、似ても似つかぬ世界各国の人種共がそれは滑稽百出で練りあるく。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
曰く、「あらゆる行為の根底であり、あらゆる思索の方針である智識を有せざる彼等文芸家が、少しでも事を論じようとすると、観察の錯誤と、推理の矛盾と重畳百出するのであるが、これが原因を繹ねると、つまり二つに帰する。
— 石川啄木 『性急な思想』 青空文庫
ところが私の「犬神博士」の方は不慣れなのと、追いかけられるのと、母の大病と、そのほか何やかやゴチャゴチャしたために思わぬ失態が百出しまして、とうとう打ち切られてしまいました。
— 夢野久作 『挿絵と闘った話』 青空文庫
而シナガラ實ニ他ノ歐釆諸國ニ見ザル國字改良漢字廢止言文一致羅馬字採用等ノ議論百出ニ見ル如ク、國民全部ノ大苦惱ハ日本ノ言語文字ノ甚ダシク劣惡ナルコトニアリ。
— 北一輝 『日本改造法案大綱』 青空文庫
結局失態百出よりは滑稽百出の喜劇に終った。
— ――新文学の曙光―― 『四十年前』 青空文庫
最近の経済界の恐慌で、銅の値の下つてゐるのは勿論だが、各方面の事業が破綻百出の形なので、この山の経営者の立場もひどく苦しくなつてゐた。
— 徳田秋聲 『籠の小鳥』 青空文庫
今、頻りに人を持つて呼び出しに來る女があるから、あす逢うてやつて、それから二三百出させようかと思うてをる。
— 放浪 『泡鳴五部作』 青空文庫
芳菲山人の滑稽家たるは人の知る所にして、狂歌に狂文に諧謔百出尽くる所を知らず。
— 正岡子規 『墨汁一滴』 青空文庫
作例 · 標準
会議では様々な意見が百出したが、なかなか結論が出なかった。
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イベント会場では、子供たちの笑顔が百出し、活気に満ちていた。
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彼のスピーチ中、会場からは賛同の声が百出し、大いに盛り上がった。
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