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大見得

おおみえ
名詞
1
標準
dramatic pose
文例 · 用例
斬り込んで来た奴を横薙ぎにして左刄高く振り上げた此村大吉、大見得切った形。
山中貞雄 中村仲蔵 青空文庫
=(F・I)芝居小屋の内部 蛇の目の傘を半開き、ダダッと駈けて、花道の七三で大見得切った仲蔵の定九郎。
山中貞雄 中村仲蔵 青空文庫
話の中心が一人の男(職人らしい)「話しだけじゃ分らねえ」と立ち上り、側に乾してある破れ傘持って、 尻からげして天晴れ定九郎振りよろしく珍妙な大見得切る。
山中貞雄 中村仲蔵 青空文庫
仲蔵花道で大見得切って置いて、舞台の方へ歩き出さんとした時である。
山中貞雄 中村仲蔵 青空文庫
と東京の人全部の名誉のためにも、演説口調できざな大見得を切つてやりたいくらゐの決意をひめて津軽へ来たのだ。
太宰治 津軽 青空文庫
幕切れの大見得切っても、いつまでも幕が降りずに、閉口している役者に似ていた。
燭をともして昼を継がむ。 花燭 青空文庫
エロ小説、グロ小説、ナンセンス小説と名乗って、この魅力ある「探偵」の二字を僭称する事を遠慮すべきもの也……とか何とか大見得を切られても、大きな声で返事する者が居ない位すばらしい勢である。
夢野久作 探偵小説の正体 青空文庫
篦棒めえ、誰だと思っていやがるんだ」 と大見得を切って立ち上っても、臆病者の鼻の表現は必ず魘えた色を見せております。
夢野久作 鼻の表現 青空文庫
作例 · 標準
例句