使む
しむ
補助動詞Nidan verb (lower class) with 'mu' ending (archaic)頻度ランク #21874 · 青空 0 例
標準
auxiliary verb indicating the causative voice
文例 · 用例
○死卒を収取し、相迎へ使むる無し。
— 幸田露伴 『囲碁雑考』 青空文庫
由の字のこのような意味を知れば、「民は之に由ら使む可し」を朱子(中国南宋の儒学者)が解釈して、「民はこの道理の当然に由らしむべし」と言うのが、実に明白な解釈だと感じられる。
— 幸田露伴 『一貫章義(現代訳)』 青空文庫
家族旅行と木箱との過剰は最早、世界をして理知にて笑はしめ、感情にて判断せしむるなり。
— 中原中也 『地極の天使』 青空文庫
かくばかり我に信なきともがらに、なにのかかはりあるべしやは、空しく坐して祈り、遠き遍路に消え殘る雪を光らしむ、いのちはひとりのもの、ただ我が信願をかくるにより、木ぬれにかかり、有明の月もしらみてふるへ悲しめり。
— 萩原朔太郎 『黎明と樹木』 青空文庫
あまりに哀しく、きのふきみのくちびる吸ひてきずつけ、かへれば琥珀の石もて魚をかこひ、かの風景をして水盤に泳がしむるの日、遠望の魚鳥ゆゑなきに消え、塔をきづくの額は研がれて、はや秋は晶玉の死を窓にかけたり。
— 萩原朔太郎 『感傷の塔』 青空文庫
感情といふ語の内容も色々であらうが、「独り居て怡しむ」底の感情、対人的に発露するに非ざる、そこはかとなき欣怡の情である。
— 中原中也 『感情喪失時代』 青空文庫
議論の内容如何に拘わず、議論することそのことが癪だといふ、女ならでは夜の明けぬ、悲しむべきことではあるまいか。
— 中原中也 『心理的と個性的』 青空文庫
フォルムのない競技で以て、徒らに勝たうとばかりしてゐるやうなもので、仮令勝てたにしても、競技そのものを楽しむ気持はなく、勝つた時に熱病的に嬉しいだけで、十年の後に回想したらば、なんといふこともなかつたと、呆然としなければならない始末だらう。
— 中原中也 『撫でられた象』 青空文庫
作例 · 標準
「敵を城へとおびき寄せしむるのだ」と、軍師は静かに語った。
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主君は家臣に対し、領民に重税を課しむるようなことは厳に戒めた。
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古い物語の中で、魔法使いが若者を深い眠りに就かしむる場面がある。
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標準
auxiliary verb indicating the permissive voice
作例 · 標準
「好きなように振る舞わしめよ」と、王は寛大な態度を示した。
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彼が望むのであれば、あえて失敗を経験せしむるのも教育のうちだろう。
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父は娘が遠くの町へ留学に行くことを、ついに許しせしめた。
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標準
auxiliary verb strengthening the honorific notion
作例 · 標準
帝が御文を書かしめ給う。
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将軍自らが前線へ出向かしめるとは、異例の事態である。
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高貴なお方がこの地を訪れしむることを、村人たちは心待ちにしていた。
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標準
auxiliary verb strengthening the humble notion
作例 · 標準
愚息にこの役目を務めしめ、誠に恐縮至極に存じます。
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私のような者に、このような大役を仰せつかしめるとは光栄です。
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命に従い、急ぎ使いを走らせしめました。
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