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覆い隠す

おおいかくす
動詞-五段-サ行動詞-他動詞
1
標準
to mask
文例 · 用例
長年その覆い隠す面紗を剥がそうとつとめ、ようやく糸口をつかんでたぐり寄せるところまでたどり着いて、さらに千はあろうかという巧妙な罠や仕掛けをくぐり抜け、とうとう有名数学者たるモリアーティ元教授に行き当たったわけだ。
THE FINAL PROBLEM 最後の事件 青空文庫
太陽の方が雲に没するか、雲の方が太陽を覆い隠すか、どちらになるとも分らない状況で、見ていると眼が昏みそうだった。
豊島与志雄 絶縁体 青空文庫
ウォートをホップと煮るのは、一部はホップの持っている特有な芳香を移すためであり、一部は分解していない糖質物質を覆い隠すためであり、またホップが含む没食子酸とタンニンによって、ビールに未だに広がっているグルテンに似ている独特の植物性の粘質物を分離するためである。
A TREATISE ON ADULTERATIONS OF FOOD, AND CULINARY POISONS 食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820) 青空文庫
シナ文化を摂取して人々が歴史的記録を残そうと努め始めたころには、彼らはシナの史書から学んだ視点をもってこの国の古き伝説を解釈しようとしたが、しかし彼らの文飾をもってしても自然人的な素朴な祭事の実情は覆い隠すことができなかった。
和辻哲郎 日本精神史研究 青空文庫
この推理から行くと壁面には何等の仕掛けを為すべき、またこれを覆い隠すべき何物も無い以上、それは必ず扉に施されたものであるべきで、随て調査の範囲がはなはだしく限定されて来る。
モウリス・ルブラン 水晶の栓 青空文庫
男の知的な利己心に対抗して、男の弱点や失意の上に、男が生命の疲弊と自己の卑怯とを覆い隠す名目にしてるその常識の上に、女の利己的な本能が自分の地歩を定めてる、あの不平等な戦いにおいて、多くの人々が、大半は無益に終わりながらも、奮闘してきたしまた奮闘しつづけるのである。
JEAN-CHRISTOPHE ジャン・クリストフ 青空文庫
心の底の恐ろしい願いを、「当人も楽になるのだから」という偽善の同情で覆い隠す、この如何わしい詞が口の内に浮んで来ても、もう驚かなくなっている。
シュニッツレル Arthur Schnitzler みれん 青空文庫
絶えず灰が降り、覆い隠す状況だから、この足跡は直前に付けられた物だ。
BEING AN ADVENTURE OF DRENTON DENN, SPECIAL COMMISSIONER ドレントン・デン特派員の冒険 青空文庫
作例 · 標準
例句