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屋敷地

やしきち
名詞
1
標準
文例 · 用例
徳川家康の旧家保護主義はこれ等の家々をその土地の権威として苗字帯刀を許し、屋敷地は貢税を許された。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
又七郎は益城小池村に屋敷地をもらった。
森鴎外 阿部一族 青空文庫
私達が学校のあるあたりから士族屋敷地へかけては水に乏しいので、到るところに細い流を導いてある。
島崎藤村 千曲川のスケッチ 青空文庫
その辺は旧士族の屋敷地の一つで、M君が一年ばかり借りていたのも、矢張古めかしい門のある閑静な住居だ。
島崎藤村 千曲川のスケッチ 青空文庫
」 おまんの言う地所の譲り渡しとは、旧本陣屋敷裏の地続きにあたる竹藪の一部と、青山家所有のある屋敷地二|畝六|歩とを隣家の伊之助に売却したのをさす。
第二部下 夜明け前 青空文庫
青山所有の田畑屋敷地なぞを手放す相談も引き続きはじまった。
第二部下 夜明け前 青空文庫
従来吉左衛門時代からの慣習として本陣所有の土地は、他の金利を見るような地主とは比較にもならないほど寛かな年貢を米で受け取ることになっていたが、どこの裏畠とか、どこの割畠とか、あるいはどこの屋敷地とかも、借財|仕法立てのためにそれぞれ安く百姓たちに買ってもらうという話も始まった。
第二部下 夜明け前 青空文庫
ソコで東京府も私に対して自から義理が出来たような訳けで、屋敷地の一条もスラ/\行われて、島原の屋敷を上地させて福澤に拝借と公然命令書が下り、地所一万何千坪は拝借、建物六百何十坪は一坪一円の割合にて所謂大名の御殿二棟、長屋幾棟の代価六百何十円を納めて、いよ/\塾を移したのが明治四年の春でした。
福翁自伝 福翁自伝 青空文庫