目をくらます
めをくらます
表現動詞-五段-サ行
標準
to deceive
文例 · 用例
しかし名を科学に借りて専門知識のない一般公衆の目をくらますような非科学的実験を行なった者が西洋には昔からずいぶんあった。
— 寺田寅彦 『案内者』 青空文庫
刀で切って、目をくらますために、匕首を捨てておくという手もあるじゃねえか。
— やまがら美人影絵 『右門捕物帖』 青空文庫
カンニングということがはやりだした、それは平素勉強をせない者が人の答案をぬすみみたり、あるいは謄写したりして教師の目をくらますことである、それには全級の聯絡がやくそくせられ、甲から乙へ、乙から丙へと答案を回送するのであった、もっと巧妙な作戦は、なにがしの分はなにがしが受け持つと、分担を定める。
— 佐藤紅緑 『ああ玉杯に花うけて』 青空文庫
「そのためには洞の表と裏の入り口を、まつ、すぎ、灌木の枝でおおい、ちょうど、茂林か樹叢のようにみせかけて、悪漢の目をくらますのがいいと思う」「名案だ!
— 佐藤紅緑 『少年連盟』 青空文庫
こればかりは敵に渡さないようにして下さい」「敵、敵とは……」「いまの二種のものは敵の目をくらますために、糧食庫の底へでも入れておいた方がよくありませんか」 帆村は、中尉にはこたえないで、自分のいおうとすることだけについて語った。
— 海野十三 『宇宙戦隊』 青空文庫
それというのが、彼はわが地球人類の目をくらますミミ族の裏をかいて、ミミ族の行動がはっきり見える器械――それを帆村は「電子ストロボ鏡」と名づけたが、その器械を設計し、その試作をいくつかやっては、新しく改良を加えていたから、たいへん忙しかったのだった。
— 海野十三 『宇宙戦隊』 青空文庫
二人は、怪塔王の目をくらますために、こうして底のない箱にはいったり、馬車をやとったりしたのでありました。
— 海野十三 『怪塔王』 青空文庫
そこから出たり入ったりしているだけのことで、ひそかに人目をくらますためのような奇術的なタクラミはなかった。
— その十四 ロッテナム美人術 『明治開化 安吾捕物』 青空文庫
作例 · 標準
詐欺師は甘い言葉で相手の目をくらまし、大金を騙し取った。
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