見迎える
みむかえる
動詞
標準
文例 · 用例
「英膳先生、御来客ですよ」 声をかけて、矢場主が出て来たのを見迎えると、宿の男が何かこそこそと囁いていましたが、――刹那、姿を見せた五十がらみのでっぷりとしたその矢場主の目の底に、きらり、鋭く光った光りの動きが見えました。
— 仙台に現れた退屈男 『旗本退屈男 第七話』 青空文庫
」 二度目の声でようやくに小侍がそこへ手を突いたのを見迎えると、京弥は殺気におどる声であびせました。
— 千代田城へ乗り込んだ退屈男 『旗本退屈男 第十一話』 青空文庫
にやにや笑って、伝六が連れてきたのを見迎えると、おだやかに尋ねました。
— 血の降るへや 『右門捕物帖』 青空文庫
――では、三宅どの、ちとお耳を拝借願いとうござりますゆえ、あちらへお越し願えませぬか」 いぶかりながら松の木陰へついてきた三宅平七を見迎えると、不意に異なことを尋ねました。
— 毒を抱く女 『右門捕物帖』 青空文庫
それが一種の恐怖のようなもので動けなくなって、墓場から起き出して来た者を迎えるように須永を見迎える。
— ――Sの霊に捧げる―― 『冒した者』 青空文庫
青年と若い女がそれを見迎える。
— 三好十郎 『おりき』 青空文庫
(叩くのをやめてニコニコして見迎える)少年 来た、来た、来た!
— 三好十郎 『おりき』 青空文庫
二人が見迎えると、大型の荷車にカラの肥料桶をギッシリと並べて積んだのを引いてズボンにゲートルにジカたび、ハンテンをバンドでしめてお釜帽をかむつた中年の農夫が出て來て、ユックリと二人の前を通り過ぎて右手へ。
— 三好十郎 『夜の道づれ』 青空文庫