趣味家
しゅみか
名詞
標準
connoisseur
文例 · 用例
演劇を虚栄している、とでも言おうか、雰囲気でいい心地になってる趣味家ばっかり集っている感じだ。
— 太宰治 『正義と微笑』 青空文庫
それどころか私は、よっぽど高い趣味家なのです。
— 太宰治 『駈込み訴え』 青空文庫
その音の卑しく、其響の険なるは、幾多世上の趣味家を泣かすに足る者あるべし。
— 北村透谷 『秋窓雑記』 青空文庫
身は偏奇館、あるいは葷斎堂に住して、病を愛撫し、「身を落す」自傷を愛撫し、しかしそれらを愛撫するわが芸術家魂というものをひたすらに愛撫する荷風は、ある意味では人生に対する最もエゴイスティックな趣味家ではあるまいか。
— ――鴎外・漱石・荷風の婦人観にふれて―― 『歴史の落穂』 青空文庫
或る意味で長谷川さんが日常的に趣味家でありすぎたことや、間抜けでなさすぎたことは、明暮のたたずまいに美しさをつくり出していた力であったとともに、この才能ある女性を、文学よりほかの活動にも引出していく可能性となっていたようにも思えます。
— 宮本百合子 『積極な一生』 青空文庫
お孝さんはなかなか趣味家で、指環にも趣好があるらしいよ、というようなことを、母からきいていた。
— 宮本百合子 『白藤』 青空文庫
若し敏感な教養のある観察者なら日下部太郎が彼のN会社の専務取締役という職業にも似合わず相当に洗煉された趣味家であることをも、服装や話題から発見し得ただろう。
— 宮本百合子 『伊太利亜の古陶』 青空文庫
以上の私の感想は、探偵小説を謎ときゲームとして愛好する一趣味家が、その趣味上からの感想をのべたにすぎないもので一アマチュアの感想にすぎない。
— 坂口安吾 『推理小説について』 青空文庫
作例 · 標準
その古本屋の主人は筋金入りの趣味家で、店内には一般には出回らない珍品が並んでいる。
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盆栽の趣味家たちが集まる展示会で、丹精込めて育てられた芸術的な一鉢を鑑賞した。
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彼は時計の趣味家として有名で、世界中にコレクター仲間とのネットワークを持っている。
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