上がり物
あがりもの
名詞
標準
food offering
文例 · 用例
そして、召し上がり物にあつものをこしらえてさしあげようと思いまして、あおなをつみに出ました。
— 鈴木三重吉 『古事記物語』 青空文庫
「夜も昼もお祖母様が恋しくて泣いてばかりいらっしゃいまして、召し上がり物なども少のうございます」 とも歎いていた。
— 若紫 『源氏物語』 青空文庫
宮はそれ以来健康をおそこねになり、召し上がり物などは少しもおとりにならなかった。
— 浮舟 『源氏物語』 青空文庫
年々秋のみのり時になりますと、この神さまの召し上がり物に、生きている人間を一人ずつ供えないと、お天気が悪くなって、雨が降ってもらいたいときには降らないし、日の照ってもらいたいときにも照りません。
— 楠山正雄 『しっぺい太郎』 青空文庫
……暑さは強し……貴方、お身体に触りはしますまいかと、――めしあがりものの不自由な片山里は心細い。
— 泉鏡花 『夜叉ヶ池』 青空文庫
なりあがりものの素質をまるだしにしてしまって、だが、その気持ちは子供のような歓びなのだ。
— 林芙美子 『田舎がえり』 青空文庫
おこぼれを頂戴したその成りあがりものはそう自己弁護するのだ。
— 本庄陸男 『石狩川』 青空文庫
ねえ、お願ひですから、もつと、どしどし、召しあがりものを召しあがつてちやうだい……。
— 人生の最も厳粛であるべき瞬間に、わたくしがもし笑ひの衝動をおさへることができぬとしたら、いつたいどんな罪に問はれるであらう? 『カライ博士の臨終』 青空文庫
作例 · 標準
上がり物の例文1
上がり物の例文2
上がり物の例文3
上がり物の例文4