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忘れもしない

わすれもしない
表現形容詞
1
標準
unforgettable
文例 · 用例
その翌日の、忘れもしない十四日の朝、それは時時うすれ日の射す何となく陰鬱な曇り日だつたが、私は疲れてゐる妹を宿に殘して一人|當別村のトラピスト修道院へ向つた。
南部修太郎 處女作の思ひ出 青空文庫
そして、その刹那から可成りな心身の疲れにも拘らず、こまかく推敲しつつ全部を書き直し、更にそれを三度書き直して、最後の筆を置いたのが忘れもしない十月十七日の夜の十二時近くなのであつた。
南部修太郎 處女作の思ひ出 青空文庫
一重桜三十九「忘れもしない、ずっと以前――今夜で言えば昨夜だね――雛の節句に大雪の降った事がある。
泉鏡花 日本橋 青空文庫
が、一刻も早く東京へ――唯その憧憬に、山も見ず、雲も見ず、無二無三に道を急いで、忘れもしない、村の名の虎杖に着いた時は、杖という字に縋りたい思がした。
泉鏡花 栃の実 青空文庫
忘れもしない、限界のその突当りが、昨夜まで、我あればこそ、電燭のさながら水晶宮のごとく輝いた劇場であった。
泉鏡花 伯爵の釵 青空文庫
その時分の物価で、……忘れもしない七銭が煎餅の可なり嵩のある中から……小判のごとく、数二枚。
泉鏡花 売色鴨南蛮 青空文庫
忘れもしない――いや、忘れられるものか――雪子だった。
織田作之助 夜光虫 青空文庫
姉が死んだのは、忘れもしない生国魂神社の宵宮の暑い日であったが、もう木犀の匂うこんな季節になったのかと、姉の死がまた熱く胸にきて、道子は涙を新たにした。
織田作之助 旅への誘い 青空文庫
作例 · 標準
あの時の感動は、一生忘れもしないだろう。
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初めて一人で海外旅行に行った、忘れもしない冒険だった。
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彼がくれた励ましの言葉は、困難な時でも忘れもしない僕の宝物だ。
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