目を見る
めをみる
表現動詞-一段
標準
to experience
文例 · 用例
五年の長い歳月を費し、しかも大敗の憂目を見ること三度、やうやうにして首里よりはるか遠くの石垣島を占領したあの苦しみも忘れてしまふ程であつた。
— 太宰治 『地図』 青空文庫
』と秋山が大津の目を見ると、大津の目は少し涙にうるんでいて、異様な光を放っていた。
— 国木田独歩 『忘れえぬ人々』 青空文庫
丙は時として荊棘の小道のかなたに広大な沃野を発見する見込みがあるが、そのかわり不幸にして底なしの泥沼に足を踏み込んだり、思わぬ陥穽にはまって憂き目を見ることもある。
— 寺田寅彦 『自由画稿』 青空文庫
この内に留りて憂目を見るは、三人の婦女と厄介の盲人とのみ。
— 泉鏡花 『取舵』 青空文庫
我はかの悪僕に追立てられて詮方無く、その夜赤城の家を出で、指して行方もあらざればその日その日の風次第、寄る辺定めぬ捨小舟、津や浦に彷徨うて、身に知る業の無かりしかば、三年越しの流浪にて、乞食の境遇にも、忘れ難きは赤城の娘、姉妹ともさぞ得三に、憂い愁い目を見るならむ。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
掛稲のきれ目を見ると、遠山の雪の頂が青空にほとばしって、白い兎が月に駈けるようである。
— 泉鏡花 『みさごの鮨』 青空文庫
アア、二箇揃っていたものをいかに過失とは云いながら一箇にしてしまったが、ああ情無いことをしたものだ、もしやこれが前表となって二人が離ればなれになるような悲しい目を見るのではあるまいかと、痛くその時は心を悩ました。
— 幸田露伴 『太郎坊』 青空文庫
妙に底冷えがして、おなかが痛くて困っていたら、私はまた外に出されて日の目を見る事が出来ました。
— 太宰治 『貨幣』 青空文庫
作例 · 標準
彼はこれまで多くの困難な状況を目にしてきた。
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歴史の大きな転換期を、私たちはまさに今、目にしている。
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こんな素晴らしい景色を目にするのは初めてだ。
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