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名詞
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標準
文例 · 用例
然しその照らしは却つて自分の苦悶を一層明に自覺させる鋭さであつた。
放浪 泡鳴五部作 青空文庫
そうすると一年や十年の流行以上に比較的永久な創作の要素がざっと明になるだろうと思います。
夏目漱石 創作家の態度 青空文庫
ただ茫乎漠然たるある標準になって這入っているのだから、私の申出しはこの茫乎漠然たるものを歴史的の研究で、もっと明に、もっと一般に通用するものにしたいと云う動議にほかならんのであります。
夏目漱石 創作家の態度 青空文庫
心理学者の説によりますと、我々の意識の内容を構成する一刻中の要素は雑然|尨大なものでありまして、そのうちの一点が注意に伴れて明になり得るのだと申します。
夏目漱石 創作家の態度 青空文庫
しかしこの際は不幸にして、別段私の注意を惹くものがないから、ただ漠然たるのみで、別に明なるところがありません。
夏目漱石 創作家の態度 青空文庫
もし演壇のすぐ前に美くしい衣装を着けた美くしい婦人でもおられたら、その周囲六尺ばかりは大いに明になるかも知れませんが、惜しい事においでにならんから、完全に私の心理状態を説明する訳に参りません。
夏目漱石 創作家の態度 青空文庫
そこでこの漠然たる限界の広い内容を意識界と云って、そのうちで比較的明な点を焦点と申します。
夏目漱石 創作家の態度 青空文庫
分りやすいためにこそ、こう截然たる区別はつけましたが、こう明に離れる場合は、あらゆる場合の両端に各一つずつしかないと合点しても間違ではなかろうと思います。
夏目漱石 創作家の態度 青空文庫